ドライウォールの高度なテクニック

ドライウォールの高度なテクニック

住宅の壁や天井は、普通1つの色(1つのパターン)のものしか使いません。

それは、私たちが輸入住宅で施工するペイント仕上げ 「ドライウォール」であっても、ビニール・クロスの仕上げであっても同じですね。

でも、北米のリノベーションTV番組でも有名なインテリアデザイナーの「Sarah Richardson」は、同じ空間であっても壁の色を塗り分けるテクニックを紹介しています。

写真にあるように、壁のコーナー部分を利用して微妙な色の変化を付けています。一見すると、壁が陰になって色が変わっているように見えますが、実はそう感じるように見せているのです。

また、陰と言えば黒やグレーを思わせますが、彼女は淡いブルーの入った色を持ってきているのがお分かりですか。実際にどう見えるかよりも、どう見せるかに重点を置いているんですね。

また、チェア・レールを使って腰の高さで塗り分けしている部分も、安定感を出す為に腰より下の壁は少し濃いめ(暗め)の色を使う気遣いもしています。これは、落ち着きを無意識に感じさせる仕掛けです。

欧米のようにインテリアをペイントで仕上げる文化がある生活って、本当に豊かですよね。こうしたテクニックを最初から使う必要はないですが、まずはペイントで仕上げるドライウォールに挑戦してみましょう。

インテリアのリフォーム・リノベーションでクロスの上からでも、こうしたペイント仕上げは出来ますから、敢えてクロスを張り替える必要もありません。勿論、ペイントは何度でも塗り直し、塗り重ねが可能です。だから、失敗してもまた塗ればいいだけなのです。

ペイントでの模様替えなら、輸入の水性塗料と時間さえあれば、誰でも簡単にガラッとインテリアを変えられるんですね。

パラペイントを使ったSarahのこうしたインテリア・デザインは、彼女のサイト「Paint pick me up」でもご覧頂けます。

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