私たちは、北米にある住宅そのものを日本に持ってきて家を建てるということをやっています。
これを称して輸入住宅と呼ぶ訳ですが、他社のように一部分を輸入して輸入住宅とおっしゃるところもありますが、ホームメイドは国内でしか調達出来ない国内認定品以外は極力本物の輸入資材を使おうという考えで、輸入住宅を施工しています。
でも、北米のものが全て素晴らしいという訳ではありません。写真のものは、ヘムロックと呼ばれるベイツガという木を加工して作られた木製ドアですが、国産のドアのように中身が空洞になったフラッシュ・ドア(張り物のドア)も流通しています。
価格は木製の無垢と比べると、3分の1~4分の1ですから、多くの輸入住宅メーカーで使われています。まあ、耐久性で劣るこうした安物を私たちが使うことはありませんが、木製ドアもフラッシュ・ドアも実は統一したサイズ規格で全て作られています。
例えば、幅2’-6”(=2フィート6インチ)x高さ6’-8”(=6フィート8インチ)というサイズのドアということが分かっていれば、どこのドア・メーカーの木製ドアやフラッシュ・ドアでも、全く同じ大きさのドアを注文することが出来ます。
ですから、将来万一悪くなったら、いつでも交換することが可能です。国産ドアの場合、メーカーや時代によってドアの大きさがバラバラですから、同じサイズのドアに交換しようと思っても、特注しなければ交換することは出来ません。
このサイズ規格の統一こそが、北米の住宅を長持ちさせる魔法なのです。だから、ホームメイドの輸入住宅でも100年後に新しいドアを簡単に付け替えるなんてことが出来るんですね。
レンガ積みの外壁やドライウォールの内装といった目に見えるものの素晴らしさだけでなく、デザインや規格といったことでも100年後を見据えた考えで施工をしているんです。目に見えないものこそが、私たちの本当の魅力です。
こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
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