先日、輸入のビニール・クロス(壁紙)のカタログが郵送されてきた。
輸入のクロスは、国産のものと比べて少々お高いのだが、そのデザイン性は格段に違う。
大柄の花をあしらったものや革のソファを思わせるようなもの、ビロードのドレープが描かれていて、まるでカーテンが壁一面に掛かっているように見えるものまで、今までのクロスのイメージを一新させるようなクロスも登場している。
ホームメイドでは、内装の全てをドライウォールにしているからビニール・クロスをインテリアに使うことは殆どないが、トイレや洗面などの限られた空間に使うなら、アクセントとしてはいいのかも知れない。
ただ、デザインが面白くなったとは言え、本質である素材そのものは、結局変わっていない訳だから、経年劣化やビニールの縮みによる壁紙接合部の割れ、化学物質による臭いなどの問題は解決されていないことだけは理解しておく必要がある。
頻繁に目先を変えたり、印象を強くしたりしなければいけない店舗などで、こうした素材を張るというのであればいいとは思うが、何十年も使い続けるおうちにおいては、これが一番素晴らしいとは思えない理由だ。
まあ、これは私の価値観でしかないかも知れませんが、その価値観は必ずホームメイドの家づくりにも反映されるはずです。
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