アイアンの飾りが全面ガラスのドアから華やかに浮き上がる。室内が見えないようにする為か、ガラスはエッチングされていて想像力を掻き立てられます。それにしてもこの玄関は大きいですよね。多分、日本でこれをやれる家があるとは思えません。
輸入の玄関ドアの高さは、2m。その上にあるトランザムのガラスは90cmの高さはあるでしょう。つまり、玄関ドアだけで、高さが3mもある家なのです。また、ダブル・ドアになっていますから、ドアの幅は1.8m。
私がこのドアを施工する輸入住宅をプランするなら、玄関ホールは高さ5.5m、面積は少なくとも12畳の吹き抜け空間にするでしょう。また、シャンデリアは幅1.2m、高さ1mもあるクラシックなデザインのものを選びます。私だったら、敢えてトレンドのクリスタルは控えます。
そして、玄関ドアの正面に位置するのは、サーキュラー階段か、幅広の階段の途中にある踊場から左右両方に上がっていける階段を設けるでしょうね。まあ、ここまでの玄関ドアなら、まさにそこはお城です。
ここのドア・メーカーは、ファイバーグラス製のものを専門で作っています。スタンダードなものは、白く下塗りした状態で出荷されますから、このように赤い塗料で着色することが可能です。
こんなバーガンディ・レッドを塗るなんて、日本人だと勇気がなくてなかなか出来ない決断ですよね。内装を清楚な白で造るなら、きっと玄関ドアの赤はアクセントになるでしょう。こんな想像をさせる資材があるのは、やっぱりカナダですねぇ。
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