最近、突然の雨が降ることが多くなってきましたね。ここ、名古屋でも30分程度スコールのように凄い雨が降るなんてことが普通になってきています。これも地球温暖化の表れなんでしょうかねぇ。
そんな雨が未明に降った日、夏のご挨拶(年に2回の定期訪問)の為に豊田市のMさんのレンガ積みの家に伺ってきました。ここは、木製のビルトイン・ガレージ・ドアが3つもある輸入住宅なんです。
アンティーク・グレー(正式な色名称は、ヘリテージ・グレー)の白っぽいグレーのレンガも雨に濡れて少し濃い色になっていますね。特にモルタルの目地のグレーが際立って見えるので、レンガのデザインもはっきり見えます。
カナダの焼きレンガは吸水性が低いので、表面が濡れてもレンガの中まで水分が侵入することはありません。まあ、ブリック・タイルと違って厚さも90mm程度ありますから、侵入したとしても構造部分まで届くことはまずありませんし、外断熱の効果も抜群です。
乾きが早いのは、建物の下の方だけしか濡れた感じが残っていないことからも分かりますね。また、雨だれのような汚れが付いていないのも、私たちのレンガ積みの技術が素晴らしい証です。(竣工は2010年ですから、もう3年近く経っています)
コンクリートで出来たサイディングの外壁は、表面を塗装すれば水分が外壁材にまで染み込むことはありませんが、塗装が劣化した時は水が外壁をも劣化させます。だから、厚さが15mmしかないコンクリートのサイディングは、10年毎に100万円近い費用を掛けて塗り直す必要があるのです。
レンガ積みの輸入住宅が、100年もの耐久性があるのはこんなところからも分かります。
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