どこの家でもひとつくらいは暗く寒い部屋があるんじゃないでしょうか。まあ、全室南向きなんて日本の土地事情からすれば、あり得ないですよね。
でも、設計段階から方位の具合をみて、建物の形や窓の位置を考えていけば、南向きでなくとも光の入る明るいおうちはできるもんです。
愛知県知多市にある輸入住宅のK邸の敷地は、南北に細長い。だから、南に向いている部屋には限界がありました。そんな状況だから、玄関ホールを中心にして北側にある部屋全てをここに面するようにしたのです。
そして、この玄関ホールにスカイライト(トップライト)の窓を付けることにした。側面の壁に付いた窓より天から光からは、約3倍の光を取り入れられる。だから、明るい玄関ホールから各部屋に、光を供給するといったデザインにすることが出来たのです。
カメラの露出の関係で、写真では暗く見えるかも知れないですが、実際は非常に明るい北側玄関になっています。
スカイライトは、いつものように内側が木製になっている北欧のVelux社のものを使いました(外側はアルミ)。ガラスもペアの強化ガラスだから、断熱及び破損の心配もありません。
木製のバラスターと呼ばれるきれいに並んだ手摺の子柱。こういうところにも、職人の手間暇を感じて下さいね。
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