Rinnai 「給湯暖房用熱源機」 点検&修理 (2011/02/03)
リンナイ(株)及び(株)ガスターは、「給湯暖房用熱源機」の一部機種について、電装基板上の回路部品が故障することにより、稀に浴槽のお湯の温度が高くなる恐れのあることが判明したため、該当製品の点検・修理を実施すると発表した。
対象製品は2003/03~2009/10までに生産した「給湯暖房用熱源機」(東邦ガス・INAX販売分を含む)で、追い焚き用風呂ポンプを制御する電装基板の回路部品が故障してポンプが回転し続けることによって、床暖房を使用し、かつ浴槽にお湯がある場合に浴槽のお湯が床暖房用温水で加熱されて約55~60℃になる恐れがあり、床暖房用リモコンの設定によってはごく稀に70℃まで上昇する場合があるという。
これまでにやけどの申し出が2件発生しているが、いずれも医療機関による治療には至っていない。なお、この事象によって高温の湯がシャワーから出る等の不具合が発生することはないとのこと。
両社は、対象製品で床暖房を使用する場合、点検までの間、入浴時には必ず浴槽のお湯の温度を確認するよう呼びかけるとともに、万が一浴槽の湯温が異常に上昇している、またはリモコンに「252」や「032」のエラーコードが表示される、といった異常が確認された場合は入浴を控えてリンナイまたはガスターまで連絡するよう案内している。
※ 尚、「床暖房機能の無い同シリーズの給湯暖房用熱源機」および「エコジョーズタイプの給湯暖房用熱源機」につきましては、電装基板が故障して風呂ポンプが回転し続けても浴槽のお湯の温度上昇は発生せず、安全性には問題ないとのこと。(リコール+編集部)