愛知県日進市赤池町で築11年の輸入住宅のリフォーム・リノベーションを行っていましたが、残るはアプローチ階段にタイルを貼るくらいまでに完了しましたので、ご紹介したいと思います。
今回は、北米では一般的な樹脂(PVC)のサイディングを張らせて頂きました。このサイディングは、成形する際に樹脂自体に色の顔料を混ぜて作ってありますので、塗装した外壁材と違って色落ちがありません。
また、この製品は耐候性に優れているので、国産のコンクリートサイディングと比べて、劣化も少ないというのが特徴です。
Beforeの方の写真を見て頂くと分かりますが、階を分けるように入っている白いラインのモール・サイディングが、劣化してところどころ割れてきています。そこから雨が下へ流れるのでその部分が黒ずんで汚れています。
この状態でも、クラックをパテで補修して塗料で色を塗り替えれば十分きれいになるのですが、このお客様は今後手入れをあまり必要としない外壁にしたいという希望がありました。
そこで、比較的お値打ちで劣化しにくいこのサイディングが選ばれました。北米のもののライセンス生産ですから、デザインは北米、品質は日本という感じでしょうか。
樹脂は、軽い素材ですから、家に負担を掛けることがありません。また、水が浸入してもサイディングの下に空いている小さな穴から抜ける構造となっていますから、素材が腐ったり、結露したりすることもありません。勿論、既存のサイディングに問題が生じているようなら、それを一旦剥がして、張り替えることもOKです。
新築ばかりか、こうしたリフォーム・リノベーションにも使える樹脂サイディングは、これから増えるような気がしますね。但し、防火地域でこれを使うなら、下地に防火対策を施す必要があることに注意して下さい。
こうしたデザインの建築・リフォームをご希望の方は、ご相談下さい。
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