今日も名古屋は、秋らしく爽やかな快晴の天気。どこのご家庭も、家でくつろいだり、行楽に出掛けたりしているんでしょうね。私といえば、相変わらず会社で仕事 ・・・・トホホ
ただ、気になることがひとつあります。それは、今回接近が予想される台風18号。
今は、遠く太平洋上をゆっくり西に動いていますが、どうやらこの日本にも近づいてくる公算があるようです。私が気にしているのは、その勢力や風速。
現在、中心気圧が915hPa。そして、最大瞬間風速は、秒速75m。この時点で、既に伊勢湾台風をもしのぐ勢いですが、更に勢力を増すことになれば、日本に大きな被害が出るのは必至です。それは、現在の住宅が、このような台風を想定して造られていないからなのです。
一般的に屋根材は、秒速35m~45mを基準風速として造られていますので、秒速75mという数字には全く対処出来ないというのが現実です。
勿論、この風速は瞬間値ですから、実際には小さな数字になると思います。また、10%程度のスペックオーバーを通常製品は想定して造られています。それでも規格基準を大きく超えてくることが、今回は懸念されます。
また、屋根だけでなく、サッシや外壁なども同様の基準値で考えられているでしょうから、雨漏り程度で済めばまだましかも知れないですね。
私たちが手掛けている輸入住宅も例外ではありません。同程度の基準に基づいて部材が造られていますので、こんな台風が直撃したら、対処の仕様がないのが現実です。
以前、私の知り合いからフロリダ向けにハリケーン用の強固なサッシが北米には存在しているという話を聞いたことがありますが、今後はそういうサッシを標準的に採用しなければいけない時代が来るかも知れません。
地球温暖化がこうした問題を引き起こしていると思いますが、早く解決に動き出さないと、結局しっぺ返しを食らうのは私たち人間だということです。やっぱり、人間は自然には勝てません。
いずれにしても、台風が過ぎた後に、しっかりした復旧対応を住宅メーカー、工務店にお願いしたいものです。私たちは、その為に存在しているのですから。
※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご利用下さい。