こちらのカテゴリーでは、北米のキッチン・デザインを取り上げていきたいと思います。
日本は、キッチンを実用の場として捉えていますが、北米の人たちは、家事をするというより、見せるスペースとして捉えています。ですから、いつもきれいに片付けられていて、清潔なんです。言い換えれば、家事はあまりやらないで、電子レンジやオーブンだけで、調理するだけなんですね。
(勿論、そんな人ばかりではないですが・・・)
このキャビネットは、非常に手の込んだ仕上げがなされています。私たちは、これを通常アンティーク仕上げと呼びます。最初に、少し黒や茶のようなくすんだ色を塗装しておいて、そのあと、上塗りとしてこの写真のような白やベージュ、赤といった塗料を塗り重ねます。
そのあと、部分的にサンド・ペーパーなどを当てて下に隠れていた塗装を削り出します。そうすることで、少しくすんだようなアンティークなイメージを醸し出します。非常に手が込んでいますが、こういう高級キッチンを作るメーカーは、たくさんあります。
また、国産のものと違い、装飾的なドア・デザインやアイテムも豊富なのが見て取れます。銅の鍋やフライパンなどと組み合わせれば、アンティークな雰囲気が更に強調されて、美しいキッチンになります。
本当のアーリー・アメリカン・デザイン。伝統や文化って、大切ですよね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
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