このキッチン・キャビネットは、オークの木の上にフロスト仕上げという塗装をして、木目を薄く見せているデザインですね。フロスト仕上げというのは、霜が薄っすら載ったような印象に仕上げることを言います。
北米では、こうした仕上げをするメーカーがよくあります。
日本では、メラミンという化粧合板をドアの面材に使う場合が多いので、塗装すること自体少なくなってきているんですね。
カウンターの上には、100mm角程度の白いタイルが載せてあって、エッジの部分には柄の入ったブルーのモール・タイルを使っています。ここで注目して欲しいのは、その部分と、吊戸棚の上の方に飾ってあるお皿のデザインが統一されているということです。
予め、こういうイメージを想定して、皿やエッジタイルを準備しておかないと、こういった仕掛けはできないですよね。
そうそう、北米のキャビネットは、全て個々の小さなキャビネットを組み合わせてシステムキッチンにするんです。使い勝手に合わせて、引き出しキャビネットや開きドアのキャビネットなどを組み合わせていきます。
勿論、幅もいろいろ選べますから、部屋のサイズにピッタリしたオーダーが簡単にできます。アクセサリーもたくさんあるので、面白いですよ。でも、こうした組み合わせをデザインできるのは、私たちのように慣れたコーディネーターがいなければ、不可能です。
オーダーでキッチンを作れるなんて、奥さんにとっては夢ですよね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。
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