耐震にも、いろんな考え方があっていいんだ!

耐震にも、いろんな考え方があっていいんだ!

最近、ここ東海地方でも地震が頻繁に起こっています。ですから、この地方にお住まいの皆さんも少々不安に思っていらっしゃる方も多いことでしょうね。

住宅建築の分野でも、耐震性を上げる努力は日々行われている。最近では耐震だけでなく免震というやり方もあるんですね。ただ、地盤が流動化するようなところでは免震装置が働かないというものもあるので、堆積土で形成された濃尾平野では施工出来ないこともあります。

皆さんの家でも構造体を耐震化するなんてことは大変ですが、家具やテレビなんかを固定するなんてことなら出来るはずですので、是非少しでも取り組んで下さいね。

さて、今回は知り合いの大工さんのおうちの現場を見せてもらった際に、面白い耐震金物を使っていたのでご紹介します。

それが、上の写真です。

1Fの壁と2Fの壁とを桁(ケタ)の下と上から緊結させてしまうという耐震金物。直接的につながっている訳ではありませんが、桁を介して引っ張り合っているんですね。

そして、私たちがいつも使っているのが、左の写真の帯金物。写真では、1Fの床根太と1Fの壁とを帯金物を使って緊結させているのが、分かりますよね。

それぞれ形は異なりますが、その考え方は共通しています。

そう、地震の際に上下に揺さぶられて、柱や床を引き抜こうとする地震の力を抑止するのが狙いです。金物に使われる金属も粘りのある素材が使われていますので、それ自身が断裂するようなことはありません。

どこまで力が掛かるかによって、硬軟使い分ける構造が一番いいように思いますが、如何でしょうか。こうした私の考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: 健康・安全   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。