先日、シックハウス診断士協会から資料が送られてきた。私たちが、診断士の2級の資格を持っているので、知識を忘れないようにと思って送ってきてくれるのか、それとも早く1級を取れということなのかも知れません。
さて、その中で、世界のシックハウスについて記事の記載がありましたので、皆さんにもご案内します。欧米は、この分野でも先進的なのですが、現在目覚しい発展をしている新興国では、なかなかそこまで手が回らないというのが現状のようです。
そんな国の一つ、中国の記事を紹介しましょう。
都市部では不動産バブルになっているという話をよく聞きますが、日本と違って内装は全部購入者側が、後で自分の好きなように施工するというのが一般的です。
そんな中国では、ラドンという放射性物質が内装から放出され、ガンなどの健康被害が発生する危険性が高くなっているそうです。(実際は、国際的な基準量をオーバーしたものが内装に使われているので、危険だということのようです)
日本ではあまりそういった話はないのですが、国産の石膏ボードに含まれる化学石膏にはラドンが含まれているのです。
でも、それ程大量に放出されている訳ではないので、健康被害が大きく取り上げられることはありません。何故、中国ではそんなことが起こるのでしょうか。それには、中国の経済発展が大きく寄与しているのです。
突然富裕層となった一部の人たちは、内装に石を使うようになりました。大理石とか花崗岩とかいった石材を壁や床、テーブルやキッチン・カウンターなどに多用するようになりました。
そう、中国では石の内装が、ステータスなのです。でも、そこにラドンを大量に含むものがあるのです。天然のものと言えども、安心は出来ませんねぇ。あと、こうした情報が少ないというのも問題です。
(個人的には、石を使うことは好きです。でも、いやみなくらい多用するのは、成金趣味でどうかと思います・・・。皆さんも程々が丁度いいですよ。温泉でもありますが、少量ならラドンは健康にいいですもんね。)
尚、写真は無関係の大怪獣「ラドン」です(笑) 化学物質や電磁波、放射性物質に不安を感じる方で家づくりをご計画の場合は、ご相談下さい。
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