これからのサッシは、ダブル断熱・トリプルガラスが主流か?

これからのサッシは、ダブル断熱・トリプルガラスが主流か?

今日は、全国的にメチャメチャ寒いですねぇ。名古屋でも今夜から明日未明にかけて雪がちらつくそうな。こんな寒さの中でも、夏用のサイクルスーツに身を包んで6kmの道のりを自転車で通勤している私は、変わり者ですね(笑)

さて、私は、断熱について常々思っていることが一つあります。それは、窓を通しての熱の流出や流入です。日本でもサッシのガラスは、2重が標準になってきましたが、壁などと比べてまだまだ熱が伝わりやすく、省エネの観点からすれば、最大の弱点となっているのが窓なんです。

それを解決していくには、やはり窓ガラスの性能の強化しかないだろうと考えてきました。先日、トレーダーの社長さんのお話を書きましたが、その際紹介頂いた輸入サッシの一つをご覧下さい。

お分かりになりますでしょうか?いわゆる3重ガラスの輸入サッシです。それも一番外と一番内のガラスには、LOW-EをパワーアップさせたLOW-E2と呼ばれる断熱コーティング(ダブルLOW-E2)がされた上に、更に断熱性能を上げると言われるアルゴンガスがガラスの間に封入されています。

また、LOW-E2は2種類あって、外側には夏用、内側には冬用のものが採用されています。これはどういうことかと言えば、夏の暑い熱線は一番外で跳ね返し、冬の暖かい室内の熱は一番内で跳ね返すという仕組みなのです。また、夏の明るい光だけを取り入れたり、冬の太陽の熱を室内に取り込んだりということもやってくれます。

これって、相当すごいことですよね。(尚、2重ガラスであるペアガラスでは、ダブルでLOW-Eのコーティングを施すことは出来ません。それは、ガラス内部で熱反射を起してしまうからです)

ガラスとガラスの間に入れるスペーサーにも工夫があって、熱を伝えにくくしていますし、サッシ自体も樹脂で出来たブロックをいくつも組み合わせた構造になっていますから、木製サッシよりも断熱性が高い状況を作りだしています。

樹脂フレームですから防火地域での使用は出来ませんが、そうでない地域であれば、下記のように国産ペアガラスサッシの3分の1程度の超省エネ環境が実現出来ます。また、樹脂サッシは、冬場の結露という問題にも強いですよね。(また、この製品ではありませんが、防火地域対応の樹脂サッシも用意出来ます)

一般的な熱貫流率(U値、W/平米K):
ペアガラスA6 = U値4.65
このサッシ = U値1.07~1.58

皆さんの輸入住宅にこういうサッシを使ってみたいと思われる方は、是非ご相談下さいませ。

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