愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、木製の玄関ドアの修復及び塗り直しを行いました。
輸入ドアは、メーカーがよく分かりませんが、恐らくシンプソン(Simpson)ではないかと思います。
以前、修復前の写真を記事に載せましたが、至る処塗装が剥げて、表面の割れや框(かまち)のコーナーにも隙間が明いているといった状態でした。
また、今までの塗装は塗り潰しのベタ塗りであった為、ほぼ木目が見えないという淋しい見た目になっていました。
そこで、私たちは表面の化粧単板を傷めない程度に、全体に細かくヤスリ掛けを行った上で、着色の下塗り塗装を2回、パラペイントの木部防水塗料 ティンバーケアを更に2回、合計4回の塗装を行いました。
勿論、隙間などは木パテなどを使って埋めましたし、ステンドグラスの周囲も雨対策で防水処理を行いました。
写真が作業を完了した時点での玄関ドアですが、高級家具のように格調高い雰囲気になったと思いませんか。手で触ると表面がツルツルしていて、光沢があるのが分かります。
ティンバーケアは、2度塗りすれば5年以上の耐久性がありますから、半年に1回塗り直しが必要な自然オイル系塗料や全く防水性がないキシラデコールのような防腐塗料とは全く性能が違います。
勿論、塗料の性能だけでなく、私たちの丁寧な仕事がなければ、こんなに美しく仕上がることはないかも知れません。
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