他のガラスにも不具合が・・・

他のガラスにも不具合が・・・

愛知県のお客様から輸入のボウウィンドウのガラスに不具合があるので、修理して欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は、インシュレート(Insulate)の樹脂製サッシ。

写真は、4枚ガラスのボウウィンドウの一部ですが、何かが当たった跡なのか、そこから亀裂が上下に延びています。

お客様曰く、割れが入ったペアガラスだけでなく、その他の3枚のガラスも内部結露を起こして曇っているとのことで、4枚全部を交換するつもりです。

こういう割れが入った場合考えられる原因は、鳥の衝突か、近くの駐車場に止めてある車からの飛び石の何れかだと思いますが、はっきりしたことは不明です。

ペアガラスの曇りについては、この窓が南向きという点で、強い雨風によってガラスの周辺から雨水が建具(障子)内に入り込み、それがペアガラスの周囲に明いた僅かな隙間から中に浸入したと考えるべきです。

ペアガラスは、両サイドにある開閉出来るケースメントサッシと真ん中のハメ殺し(FIX)の建具2枚とでは大きさが異なりますから、押縁材を外してそれぞれのガラスを採寸調査する必要があります。

ただ、このボウウィンドウは2階部分に設置されていることと、押縁材は外側からしか外せないということから、部分的な足場を組んで調査・交換を行わなければなりません。

(尚、薄くて古い樹脂製の押縁材は、劣化して割れやすいですから、慎重な作業と適切な道具がないと、特殊な輸入の押縁材を再手配しないといけなくなり、調達ルートを知らない業者さんでは修理不能となる危険性があります)

その分費用は掛かってしまいますが、サッシの防水メンテナンスを兼ねて施工をすることが出来ますので、それはそれでよかったと捉えて頂けると気持ち的に少しは楽になるかも知れません。

尚、こういうトラブルの場合、契約条件によっては火災保険で補償してもらえる可能性もありますから、保険屋さんに相談してみることも大切です。

<関連記事>: 押縁周辺は隙間だらけ (2025年4月12日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。