神奈川県のお客様から、スライディングパティオドア(掃出しサッシ)のロックが掛かったままになって、ドアが開けられないというご相談を頂きました。
輸入窓は、築38年のおうちに取り付けられたペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。
輸入住宅がブームになる前に建築されたということですから、サッシも相当クラシックなものが施工されています。
写真は鍵が掛かったまま開かない状態のドアですが、お客様もご自身で何とかしようとしたのか、ハンドルが取り外されてロックレバーだけが写っています。
他社の輸入掃出しサッシの場合、可動するドアが室内側にあり、ハメ殺しのドアは屋外側に設置されているのですが、ペラウィンドウは古いものでも屋外側に可動するドアが取り付けられている状況です。
こういう構造の引き違いサッシは、ロック金物が破損している状況で鍵が解除されてしまうと、ドアを閉めたままするに方法がないですから、安易にロック解除を行わない方が得策です。
まずは、この古いタイプの掃出しサッシに適合するロック金物が手に入るかどうかを確認して、その上でメーカーに鍵の解除方法を確認したり、サッシの調整をしたりという段取りをすることになります。
国産であれば40年も前のサッシなんて、修理しようにも部品なんて全く存在しないでしょうから、サッシそのものを替える以外方法はないと思いますが、輸入サッシであれば何某かの対処方法があるケースが多いという点で、メリットは大きいかも知れません。
ただ、私共のような専門家に巡り合わなければ、そういう対処も不可能になりますから、経験のある業者さんと長くお付き合いしていくことが本当の家づくりなんでしょうね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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