愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、水漏れしていた水栓金具の修理を行ってきました。
輸入の水栓金具は、キッチンがデルタ(Delta)製のモデル174シリーズ、洗面がヤスダプロモーション製のカリフォルニアAO-1122でした。
錆びや劣化がひどく交換作業は非常に苦労しましたが、今回両方の水栓金具を無事に修理してきました。
まずここでは、デルタ製キッチン水栓の不具合について書かせて頂きます。写真は、その水栓ですが、鶴首状になった吐水管の根元部分から水(お湯)が漏れてくるという不具合と、吐水口からポタポタ水が落ちてくるという不具合でした。
また、ハンドルレバーの取付け具合が悪く、レバーがグラグラしているというのも気になっていらしたそうです。
吐水管の根元部分から水漏れは、吐水管の中に装着されているパッキン材が劣化しているのが原因です。また、吐水口からポタポタ水が落ちてくるという不具合は、レバー操作部の下に装着されているいくつかの部品に劣化が見受けられるのが原因です。
レバーのぐらつきについては、固定ビスの取付け穴が錆びて小さく狭まっていた為、ビスが十分入らなかったのが原因でした。新築から15年経っているというおうちですから、こうした水栓金具のパッキン材や部品類に劣化が見られても不思議ではありません。
既にこの水栓金具は廃番になっていますが、日本と違いアメリカのメーカーは製品が製造中止になった後も交換部品の供給が20年以上続けられるというのが一般的です。
ですから、水栓ごと交換することは必要なく、破損した消耗部品だけをメーカーから調達して、部品交換するだけで見事に直ってしまいます。
勿論、国産のものの方が部品を手に入れる手間は掛かりませんが、部品そのものがなければ終わりですから、私たちのような専門家がいれば輸入部材を使うメリットは大きいように思います。
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