雪が少し心配ですが、週末に長野県のお客様のおうちに取り付ける為に、最後の追い込みをしている輸入サッシ(ドア)の修復工事。
輸入窓は、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製フレンチドアですが、通常マーヴィンのものはガラス交換不可で、ドアごと交換することが必要です。
でも、メーカーが日本市場から撤退し、交換部材の供給をしてくれなくなった今となっては、何としてもガラス交換をする以外に方法はなくなりました。
また、ドアの下枠の木も腐っていたので、それも修復する以外にはありませんでした。でも、昨日のブログ記事でも書かせて頂いた通り、きれいに木部を修復することが出来ました。
あとは、新しく作った強化ペアガラスをドアに入れ込むだけとなった訳ですが、ご覧のように厚みも大きさも1mmの狂いもなくピッタリと納めることが出来ました。
(尚、業者さんによっては、強化ガラスを使わずに普通のガラスを入れたり、ペアガラスのどちらか1枚しか強化ガラスにしないということもあるようですが、防犯や割れのリスクを低減する為に、私共はオリジナルと同じペア強化ガラスにしています)
マーヴィンのサッシは、ガラス押え(押縁)を外せるようには出来ていない為、それを破損させずに如何に上手に脱着するかが大きな課題でした。
でも、どうでしょう?ガラスの周囲のアルミの押縁も、全く元通りに付いているのがお分かりでしょうか。あとは、現地に伺って両開きのドアを2枚吊り込んだら、ほぼ完了です。
勿論、ガラスの周囲から雨が入らないように、しっかり防水処理を行うことも忘れてはいませんよ。輸入サッシを美しく元通りの状態に修復するのは至難の業ですが、ここまで出来ればお金を掛けた甲斐があるというものです。
雨漏れでサッシが腐ってしまったり、ペアガラスが曇ってしまったりしているお客様は、諦めずにどうぞホームメイドに連絡をして下さい。
<関連記事>: あとは、ガラスを入れるだけ (2024年12月23日)
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