こちらは、白いハウジングと呼ばれる箱の中にゼンマイ式のバネが入っているコイルバランサーとバランサーの穴に差し込む棒状のピボットバーです。
どこの窓メーカーのサッシなのかは分からないのですが、お客様から頂いた情報を基にシングルハングサッシ(下窓だけが可動する上げ下げ窓)に使われているバランサーを特定しました。
また、浴室の窓であったせいか、バランサーと建具(障子)とを繋ぐピボットバーが湯気で錆びて欠損していたので、それも調達を試みました。
実は、お客様からご案内頂いた寸法・形状のものとは少し違うものなんですが、互換性があると思われるピボットバーを2種類用意しました。(写真に写っているのは、そのうちの一つです)
コイルバランサーは、白い箱が2つ繋がっているような形状をしていますが、重量がある建具を吊り上げる場合、バネの力も強くしなければなりませんから、それぞれの箱に1つずつバネを入れた状態のものを繋げてバネ強度を上げてあるのです。
バネはステンレスで出来ていますから、錆には強いはずなんですが、常に水分や湿気に曝されていると、どうしても劣化して切れてしまうようです。
これだけ大きなコイルバランサーを窓枠の狭い溝の中に押し込まなければならないので、普通なら全くこれが入るとは考えられません。でも、私たち ホームメイドなら、特別な道具を使用して窓枠の溝の中にきれいに挿入することが可能です。
こうした交換用の部材と特殊な工具を車に積めて、12月に遠く福岡まで出張修理に出掛けてきます。
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