愛知県のお客様から先日ご相談頂いた中古の販売物件の修理ですが、月曜に現地調査にお伺いさせて頂きました。
輸入窓は樹脂製サッシのカナダ キャラドン(Caradon)製。
先日記事として書かせて頂いた以外にも、たくさん不具合があることを確認させて頂きました。新築から20年以上経っている感じですが、全くメンテナンスが行われていないといった状況ですから、無理もありません。
今回ご紹介するのは、ケースメントサッシの窓が閉まらないという問題です。オペレーター・ハンドルを回すと窓が開いていくのですが、逆に閉じようとしても窓が閉まる方向に全く動いてくれません。
お客様はハンドルに不具合があるというふうに考えていらしたようですが、開く時に正常に操作出来ますから、クランクハンドル自体には問題はありません。
こういう場合、不具合はオペレーターのギアが削れていて噛み合わず一方向からギアを回転させる時にだけ空回りをしてしまったり、ハンドルが接続しているオペレーターの回転軸が折れてしまって、一方向のみ操作出来る状況になっているのが原因です。
何れにしても、オペレーターそのものの不具合ですから、ハンドルを交換しても意味はありません。この窓に付いているものと同じオペレーターを調達して、窓がスムースに動くように調整してやれば、修理は可能だと思います。
ただ、ウィンドウヒンジにも問題がある場合もありますので、問題を単一に考えず複数の原因がないか確認しないと、問題解決しないかも知れませんよ。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
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