これでは窓は開けられない

これでは窓は開けられない

愛知県のお客様から中古の輸入住宅のメンテナンスについてご相談を頂きました。

不具合があるのは輸入サッシなんですが、既に窓メーカーはなくアフターサービスもありません。

そのメーカーは、カナダのキャラドン(Caradon、CWD)社。

いろいろ窓に問題があるようですが、今日はそのうちのケースメントサッシについて書かせて頂きます。

写真は、建具(障子)を窓枠に固定して開閉する際の支点となるウィンドウヒンジのスライダー(黒い部品がレール内を左右に動いて建具を開閉させる)。

この黒い部品の上には建具にウィンドウヒンジを固定する為のアーム部品が付いているはずなんですが、それが錆びて外れてしまっているようです。

つまり、ウィンドウヒンジが建具と適切に繋がっていない状況ですから、サッシを正常に開閉出来るはずはありません。

この場合、錆びて欠損してしまったウィンドウヒンジを交換すればちゃんと直るのですが、国内でそれを入手することは出来ません。

でも、諦めるのは早いかも知れません。キャラドンの製品は恐らくサッシの汎用部材を採用していると思いますから、部品メーカーから交換部品を調達出来るのではないかと考えています。

それでも、ウィンドウヒンジは種類や大きさが様々ありますから、実際の部品の大きさや形状を確認して、それと同じものを探さなければなりません。

また、どうしてウィンドウヒンジが錆びてしまったのかについても、しっかり検証することも大切です。

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