昨日、玄関ドアの摩耗したヒンジについて記事を書かせて頂きましたが、ドアヒンジの種類について更にご紹介をしたいと思います。
輸入ドアに使うヒンジは様々な種類のものがあるのですが、一般的なものをいくつかピックアップして、写真に撮ってみました。
写真の中には2つ程摩耗して取り外した輸入ヒンジも入っていますが、そのどちらも20年近く交換しないで使い続けたものになります。
幅・高さ共102mmのものは、昨日記事で紹介した玄関ドア用の輸入ヒンジ。幅・高さ共89mmのものは、室内ドア用の輸入ヒンジです。
ここまで金属が摩耗していると、ドアが下に擦って開閉しづらくなるという現象が発生します。
ドアヒンジには、様々な幅や高さのものがありますが、102mm(4インチ)のものがスタンダードで、室内用は89mm(3.5インチ)が標準的です。
一部127mm(5インチ)という大きなものが存在しますが、これらは日本の輸入住宅向けに特別に作られたものと考えていいでしょう。
また、ヒンジの角もいくつかあって、四角い直角のものや僅かに角が丸くなったもの、大きく丸くなったものの3種類がありますが、ここの写真にはないタイプで、左右の蝶番の角が四角と丸という形で違っている非対称のものも存在します。
どうして角の形状が違うのかについては、私たちでもはっきりしませんが、ヒンジを取り付ける際はドアにヒンジの形で浅い彫り込みを入れてヒンジがずれないように固定します。
輸入のドアは、中が空洞になった日本製のドアよりも重いですから、そういう意味でもドアヒンジの固定は大切なのだと思います。
それから、ヒンジによっては上下が決まっているものがあったりもしますから、それも間違えないようにしたいものです。(上下があるものは、防犯対策として心棒が外れない構造のものだったりしますから、そういったものを選ぶことも安心に繋がります)
何れにしても、ドアヒンジは15~20年で交換すべき消耗部材です。交換する際は、形状や穴の位置が同じものを調達して、出来るだけドアの位置が新築時と変わらないようにしてやることが大切です。
ただ、新築時に取付け方法を間違ったり、失敗したりしているケースもありますから、専門家に相談しながら適切な施工をするようにして下さい。
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