室内に雨水が溢れるのは、掃除不足

室内に雨水が溢れるのは、掃除不足

22日に愛知県のお客様の輸入住宅にお伺いして、スライディング・パティオドア(片引きの掃出しサッシ)の掃除メンテナンスを行ってきました。

輸入窓は、樹脂製のサミット(Summit)です。

写真は、そのサッシの窓枠の下端ですが、ドアを開閉する時に使うレール部分にホコリや細かな砂が大量に溜まっているのが分かります。

実はレールの下には空間が空いていて、そこには排水用の穴が明けられています。それは、強い風が吹いてレールがある内側まで外から雨水が浸入してくるという状況の際に、このレールの下にある空間に水を落としてから排水用の小さな穴へ雨水を流す為のものです。

ただ、このようにレール部分にゴミが溜っていると、雨水がレールの下へ落ちなくなるばかりか、下の空間にも徐々にゴミが溜り、排水口をも塞いでしまうことになります。

よく輸入の掃出しサッシの下側から大量の雨水が部屋に入ってきたという不具合をお聞きしますが、その殆どは新築から一度もレールを外して掃除をしたことがないのが原因です。

下枠のレールを外すには、大きくて重い可動ドアを一旦窓から外さないといけませんから、これをやるには適切な手順と道具がないと出来ません。

日頃の掃除である程度漏水は防げるのですが、レールの下まで掃除をするという場合は、私共のような専門家にお願いして頂いた方が安全かも知れません。

大きくて重いペアガラスが割れたり、レールを曲げてしまったりしたらそれこそ復旧が大変ですから、くれぐれも無理しないで下さいね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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