刻印だけだと間違える?

刻印だけだと間違える?

昨日愛知県のお客様のおうちでシングルハングサッシのバランサーを交換したという記事を書かせて頂きました。

樹脂製のインシュレート(Insulate)というメーカーのもので、無事に交換を完了したのですが、交換した古いバランサーをよく見ると刻印が間違っているのを発見しました。

刻印は、そのバランサーの長さやバネ強度を表記する為のものですが、金属部分の長さが508mmのバランサーに「19」と「13」と刻印されたものがありました。

508mmのものは、「19」の刻印でなければならないのですが、何故か「13」という刻印のものがあったのです。交換部材の調査の際に、刻印だけを確認してバランサーを調達していたら、もしかしたら長さが短いものを調達していたかも知れません。

これは非常に危険な話ですが、アメリカのものではたまにある話ではないかと思います。

勿論、日本の製品でも表記間違いというものは存在する訳ですから、欧米の製品をレベルが低いと言うのは違うと思いますが、やはり製品の特定を行う時はダブルチェックをすることが大切ですね。

刻印番号とそれが表す長さの2つを確認さえすれば、ほぼ正しい部材を入手することが出来るはずです。ほぼと言う意味は、それでも注文したものと入荷してきたものに違いがあったり、入荷品に破損や欠品があるかも知れないということです。

輸入部材の商売は、そういう場合でもちゃんとメーカーに対して英語でクレームを言えるかどうか、うまく注文通りに取引が出来るかどうかが肝になります。

<関連記事>: 午前中は、バランサーの交換 (2024年10月21日)

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