山梨県のお客様から、輸入ケースメントサッシのロック金物が破損したので、交換部材が欲しいというご相談を頂きました。
窓は、カナダの高級木製アルミクラッドサッシのローウェン(Loewen)製。
写真は、そのサッシに付いていたロック金物ですが、内蔵されていた白い樹脂パーツが割れて脱落しています。
サッシの調整不足で窓の鍵が固くなると、無理にロックを引き込もうとして樹脂部品に無理な力が掛かってしまいます。そうなると、この樹脂部品が割れて鍵が掛からなくなるという不具合が発生するのですが、恐らく今回もそのケースだと思います。
メーカーもロック金物の樹脂部品が破損するということを認識していたようで、5年以上前からこの内蔵部品を改良して部材を提供しています。(新しい部品は、黒い色をしたものになります)
ただ、内蔵部品が鍵を掛ける直接的な部品である為、それが引っ掛かる受け金物の形状も変えざるを得ず、ロック金物本体を交換する際は受け金物も同時に調達・交換しないとうまく鍵が掛けられません。
そうしたアドバイスをしてもらえずにロック金物のみを調達してしまえば、鍵が掛からないという問題に直面しますから、また受け金物も別途調達しなければならず、海外送料や時間が余分に必要です。
そういう点でも、専門知識のある人に相談して、必要あれば交換や窓の調整までやってもらえれば、後々のトラブルも長く起こらない状況に出来るかも知れません。
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