動きが渋いドアの戸車

動きが渋いドアの戸車

岐阜県のお客様からお預かりした掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の修理をしています。

輸入掃出しサッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製。施工は1998年ですので、築26年の輸入住宅です

ペアガラスの他に室内側に取外し可能なガラス枠がもう1つ追加されているデザイナーシリーズのサッシです。つまり、三重ガラスになっていますので、高級感もありますし断熱性もアップしている感じがします。

ただ、この掃出しサッシは、既に製造がされていないタイプで、ドアの木部が腐ってきた場合ドアそのものを交換して直すということが出来ません。

ですから、新しい木材を加工して、ドアの腐った木枠部分を補修するという形以外で直す方法がありません。

写真は、腐ったドアの下枠から外した戸車部品です。肉厚の鉄で出来ており頑丈な作りになっていますが、あまり調整するようになっていないのか、戸車の高さ調整がスムースに出来ない構造のようです。

また、雨が漏れた状態で長く使われてきたようで、戸車の鉄製の車輪も錆びて動きがあまりよくありません。

掃除やメンテナンスをすれば使えるようにも思いますが、せっかくですからアメリカから新しい戸車を調達して、修理したドアに付けようと思います。

そうすれば、新築時同様スムースにドアの開閉が出来るようになるはずです。

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