下枠だけ作り直しです

下枠だけ作り直しです

現在サッシの修理及びメンテナンスを行っている愛知県の輸入住宅ですが、1枚目のケースメント建具は無事にペアガラスの交換及びガラスの防水処理や木部防水塗装を完了しました。

今回両開きケースメントのもう一方の建具を分解し始めているのですが、ご覧の通り建具の下枠のみが黒く腐ってきておりました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。

室内側の木枠の表面は多少黒っぽいだけでしたので、こげ茶の塗料をお客様が塗り増しした為くらいに思っていたのですが、屋外側のアルミのカバーを外してみた処、中がひどく腐っておりました。(これは、外から見ただけでは分かりません)

原形は留めていますから、パテ等を使って修復することは可能かも知れませんが、ボロボロになった木の中に巣くっている腐朽菌の活動を止めることは出来ません。

つまり、見た目の修理は出来たとしても、すぐに中から腐れが進行しそのうち交換しなければならない状態になることは明らかです。

ですから、今回はお客様とも相談して、下枠の木だけを新しく作り直してそこにアルミカバーを装着して元通りに修復しようということになりました。勿論ペアガラスは曇っていますから、新しいものに交換して防水処理を行うこととなります。

知らぬ顔をして適当に直してしまうなんてことも出来たと思いますが、それでは私たちがプロとして施工をする意味はありません。ちゃんと直すなら、ちゃんとした材料と適切な施工をすることが大切です。

<関連記事>: まずは、ケースメントのガラス交換 (2024年8月20日)

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