一見悪くなさそうですが・・・

一見悪くなさそうですが・・・

先日、ダブルハングの建具交換を行った岐阜県の輸入住宅。

作業を行った時に、他にもいろいろ見て欲しいということで、同時に修理調査も実施しました。

写真の輸入サッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)製ボウウィンドウ。

ボウウィンドウは4連になっているのですが、そのうちの一番右端にあるケースメントサッシの建具が腐ってきていました。いつものように、雨水がガラスとアルミカバーとの間から浸入して、建具の下枠の木を中から腐らせてしまったという感じです。

中から腐って下へと抜けていますから、建具の下以外は特に損傷をしていない感じに見えますが、下から見ると枠には大きな穴が明いた状態です。

建具の下にはウィンドウヒンジのアームがビスで固定されていますが、ビスも木枠から外れてウィンドウヒンジが垂れ下がっています。

こうなると、ケースメントサッシの建具を新しいものに交換するか、木の下枠を加工して付け替えるかしないと直らないのですが、まずはメーカーに依頼して新しい建具を製作してもらえるかどうかを確かめたいと思います。

取り敢えず、ペラはまだ日本からは撤退していない状況ですが、交換部材はメーカーから直接購入出来ず、アメリカにある代理店を通して手に入れる必要がある為、その分時間も費用も掛かってしまいます。

それでも、マーヴィンなど既に国内でサービスをしていない窓メーカーよりは、まだ対応してもらえるだけ有難いと思います。

10年に一度、ペアガラスの周囲やアルミカバーのつなぎ目などを防水処理すれば、こういうトラブルは避けられますから、今からでもメンテナンスをして頂くようにお願いします。

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