15年で部品はない

15年で部品はない

2009年に私共が新築した輸入住宅ですが、エコキュートの給湯機から水漏れするという相談を頂きました。

どういう状況かをチェックする為に現場へ行ってみると、室外機の中の排水管から常に水が出ている状態でした。

排水管の中に溜った余分な水が出ているのか、それとも給水管の方から漏れているのか、奥の配管まで見ることが出来ない状況でしたので、少し様子をみて頂くようにお願いしました。

その数日後、ポタポタ排水管から出るといった状況ではなく、蛇口を少し回したくらいの水が室外機の底板から下に落ちるというくらいになってきました。

ここまでいくと、室外機の内部配管に不具合があるということがほぼ確定しましたので、メーカーであるパナソニックのサービス会社へ連絡をしました。

そうした処、サービス会社からは、製品が古くて交換部品の在庫もなく、見に行くことは出来ても修理することは不可能との案内を受けました。

施工から15年になるかならないかというくらいですので、家電製品と考えればそろそろ寿命かなとも思いますが、住宅設備と考えればもう少し長くメンテナンスが出来るようなモノづくりをしてもらいたいというのが本音です。

製品の改良は大事なことですが、素材の見直しだけにして、交換時にはユニット部品の交換で修理が出来るようにするなんてことは出来そうに思えるんですが・・・。

とにかく、日本のモノづくりは、どんどんモデルチェンジして、不具合が起こったものは修理せずに買い替えていくという方向でしか作られていません。

既にスクラップ&ビルドの社会では持続不可能な経済状況ですから、日本の住宅設備も直しながら長く使っていくという方向に舵を切る時期に来ているのではないでしょうか。

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