先日、建具を取り外してきた2連のケースメントサッシですが、ペアガラスを交換する為にその建具(障子)を順次分解しています。
輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。
以前雨漏れで木枠が腐ったことがあるそうで、その際新築した工務店さんが建具(障子)の木枠を交換したとのこと。
その際、どんな修理が行われたのかちょっと不安ではありましたが、比較的簡単に建具を分解することが出来ました。(他社の大半のものは、もっと分解が難しいのが実情です)
写真は、内部結露して曇ったペアガラスとその周囲の建具枠ですが、変な固着もなくきれいな状態です。
ただ、逆に言えば、木枠を交換しただけで、何も防水処理の仕事をしていなかったということでもありますから、この修理のやり方ではペアガラスの内部結露が発生しても不思議ではないとも思います。
そうは言っても、修理後に雨漏れに拠る木枠の腐りといった不具合が起こらなかったという点では非常にラッキーだったのかも知れません。
分解後にガラスの詳細寸法を計測したのですが、建具のペアガラスの厚みは8分の5インチ。つまり、約16mm。国産のペアガラスとは、やはり若干サイズが違いますね。
白い飾り格子が入った新しいペアガラスの調達が出来次第、これを組み立ててガラスや建具枠のつなぎ目の防水処理を行います。
木部の防水塗装に関しては、特に劣化や損傷もないようですので、多少のタッチアップ補修を行えばこのままお使い頂けると思います。
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