建具を外した後の養生作業

建具を外した後の養生作業

以前愛知県のお客様からペアガラスの交換をご依頼頂いた半円窓付き2連フレンチ・ケースメントサッシですが、まずは2連のケースメントの建具(障子)を外す作業を実施しました。

今回建具を外したのは、木製の建具枠を分解してガラスの実寸法を確認する必要性があったことと、新しいガラスに入れ替える際にペアガラスの周囲を防水処理したり木部を防水塗装したりするのに、どうしても弊社に建具を持ち帰らなければいけなかったという理由からです。

輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。

半円窓(ハーフサークルウィンドウ)のペアガラスも交換予定ではありますが、2階のハメ殺し窓である為、どうしても外部足場がないと適切な作業が出来ないということもあって、まずは足場なしでも作業が出来るケースメントサッシのペアガラスをメンテナンスすることにしました。

ケースメントサッシの建具については、以前サッシの雨漏れで下枠の木を交換したことがあるということでしたが、その際防水作業を全くしていなかったという状況の為、ペアガラスが内部結露を発生させてしまったようです。

写真の養生は、外からは一切釘やビスが見えておらず、この養生板を破壊しない限りは、泥棒や空き巣も侵入することは出来ません。勿論、この窓は2階に設置されていることから、長いハシゴで登らない限り触ることすら出来ないという状況です。

養生板の周囲には、雨や外気が入らないように、ウレタンの気密パッキン材を回してありますから、隙間もなく当然光も入りません。

こうした施工は、アイデアと綿密な寸法取りがなければ適切に行うことは難しいですが、経験豊富な私たちなら完璧な養生が可能です。

ガラスを入れ替えて防水作業を行うには1ヶ月半程度の時間が掛かりますが、何とか梅雨の走りくらいまでには完了させたいと思います。

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