先日、お近くのお客様からサミット(Summit)製輸入掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の網戸の戸車がおかしいので、グラスファイバー製の網の張り替えと一緒に戸車の交換をご依頼頂きました。
写真は、古い網戸に付いていた比較的状態がいい戸車と、今回調達した新しい戸車を並べてみました。
針金のような部分は、戸車を上下させるサスペンションの役割を果たす所ですが、多少バネが弱っているのか、下がり気味になっています。
戸車に付いているナイロン製のローラー部品も心なしか摩耗して少し小さくなっているようにも感じます。この古い戸車は網戸の上枠に付いていたもので、下枠の戸車はローラー部分が割れて欠損していた為回らない状態になっていました。
掃出しサッシの網戸の場合、サッシ下枠のレールの上を戸車が回って移動するという仕組みですから、どうしても網戸下の戸車に比較的大きなストレスが掛かります。
勿論、上側の戸車も同様に劣化はしてきていますから、下側だけを交換して上側の戸車を交換しないという訳にはいきません。
掃出しサッシの網戸の動きが悪くなってきたら、レール等の掃除を行うと共に戸車の交換をして頂ければ、またスムースに左右に動くようになるはずです。
20年以上前のこういった輸入網戸の部品は、今でも北米で作られていますから、調達するのに問題はありません。
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