直すなら、いつどこの業者でやるか?

直すなら、いつどこの業者でやるか?

比較的会社から近い場所にお住まいのお客様から、ペアガラスの交換についてご相談を頂きました。

サッシは、20年以上前に施工されたアメリカのミルガード(Milgard)。

写真はシングルハングサッシを撮ったものですが、スライディングパティオドア(掃出しサッシ)やオーニング、スライダー(引き違い窓)といった家中の窓が全て不具合を起こしている状況です。

大手自動車メーカーの下で、新規事業として輸入住宅建築を始めた会社が新築したおうちですが、メンテナンスのノウハウが全くなく、度重なる修理の際も既存のものとは厚みの違うペアガラスを装着するといった不可解な仕事が行われてきたようです。

また、シングルハングのバランサーが破損していたりするようですが、そうした修理も長い間行われていない感じです。

そこで、輸入住宅専門でメンテナンスを行う私共 ホームメイドに相談を頂いたということですが、全ての窓の輸入ペアガラスを交換するとなると、それはそれはたくさんの費用が掛かります。

輸入の掃出しサッシは両面強化ガラスの大きなペアガラスになりますし、外側のガラス防水を行うにしても2階の窓であれば、足場を立てなければ作業を行うことが出来ません。

窓のガラスは全部で41枚もありますし、全てインチ寸法で作り直す必要があることを考えても、いい加減な仕事内容で見積してきた大手の業者さんであっても金額比較の仕様がありません。

更に、昨今の円安・インフレ、アメリカの物価高などが価格を押し上げていますので、見積が安くなるはずはありません。

ただ、資金がないからとこれを先延ばしにしても、来年以降も大幅に費用が上がっていく傾向が続くでしょうから、今のうちに何とか折り合いを付けてメンテナンスに取り掛からないと大変なことになると思います。

金額を優先してお茶を濁すような仕事をしてもらうか、費用が掛かっても将来同じような問題が起きない施工をするか、それを今やるか後回しにするか、お客様の家への価値観や考え方が問われています。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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