結構戻すのが大変でした

結構戻すのが大変でした

横浜のお客様の処に伺って、玄関ドアの修理・メンテナンスを行ってきました。

玄関は輸入のスチール製ダブルドアで、ピーチツリー(Peach Tree)社が製造したもの。

塗装が随分剥げているだけでなく、右側の主開閉ドアのヒンジ(蝶番)が摩耗して、右ドアが左と比べて1cmくらい下がってきています。

そうなると、ドア下が敷居に当たってきてドアが閉めづらくなるばかりか、ドアラッチやデッドロックバーがストライク(受け金物)の穴に入らなくなって、鍵も締められなくなっていたようです。

おうちを造った住宅メーカーもなく、そういう状態が長く続いた為にドアラッチが破損したのか、ハンドルセットも全く違う国産のものに替えられていました。

デッドロックも鍵が掛かりませんから、上の方に新たに国産のデッドロックを追加して、そこで鍵を締めていたそうです。

(写真には写っていませんが、室内側にはドアクローザーが付いていたようですが、ドアが下がった為に破損したのか撤去されていました)

また、左ドアの下に付けられていたフランス落とし(ドア固定用金具)に不具合が生じた為に、左ドアが長く開けられなかったみたいです。

こうした様々な不具合の原因は、ドアヒンジの摩耗と知識のある工務店の不在だったと思います。

私たち ホームメイドは、今回3日間お邪魔して、フランス落としの固定解除、専用ドアヒンジの交換、ドア位置(建て起こし)の調整、ダミーハンドルを含めたハンドルセットの交換・調整、国産のデッドロックの輸入ものへの交換及び位置変更、2つのデッドロックの同一キー開閉への変更、ドアクローザーの設置、ドア内外の塗装(錆止め塗装1回及び上塗り塗装2回)、ステンドグラスの周囲の防水処理、ドア上の防水処理、明けられた穴の埋め戻し・修正、ストライク位置調整、ウェザーストリップ交換、掃除といった内容の工事を行いました。

費用や時間は掛かりますが、施工前と施工後でこれほど美しく蘇るのです。輸入住宅も20年経ったら、一度大掛かりなメンテナンスをされては如何でしょうか。その価値はあると思いますよ。

<関連記事>: 普段開けないと開かなくなる? (2023年12月10日)

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