建具が当たって、窓が閉まらない

建具が当たって、窓が閉まらない

今日、一宮市のお客様のおうちへ伺って、ケースメントサッシの開閉調整を行ってきました。

ケースメントサッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)製のボウウィンドウに付いているものなのですが、そのうちの1ヶ所のみが最後まで閉まり切らないという状態でした。

その他に単体のケースメントサッシにも同じような不具合がありましたので、そちらも同様に調整をしてきました。

まずは、状況を確認したのですが、クランクハンドルを回して建具(障子)を閉めていくと、残り5cmくらいの処でこれ以上閉まらないという状態になってしまいます。

その時の建具と窓枠との状態は、建具の吊元側の下コーナー部分が窓枠に当たってくる感じで、上コーナーは窓枠との間にまだ隙間があって、下コーナーが窓枠内に入り込めば、上は難なく納まっていく感じです。

つまり、建具が戸先側に僅かに倒れ込んでいるといった状況です。こういう場合、建具の戸先を少し起こしてやればいいのですが、樹脂サッシに取り付けたウィンドウヒンジのビスの位置を数ミリ動かすというのは至難の業です。

樹脂枠に明いた穴は塞ぐことが出来ませんし、数ミリとなると既存の穴と新しい穴とが一部重なってしまう為、ビスが「利かない」又は「動いてしまう」という状況になって不具合が余計大きくなってしまうからです。

でも、今回は調整用の薄板をウィンドウヒンジの脇に挟み込んで、ウィンドウヒンジを少し戸先側へ送ることが出来ました。(尚、開閉オペレーター自体は摩耗が見受けられましたが、まだ何とか使える状態でしたので交換しませんでした)

付着したゴミや油汚れなどを掃除して、潤滑剤を必要箇所に塗布し、緩んだビスを増し締めした上で、再度窓を閉めてみましたら、見事に最後まで閉じることが出来ました。

調整にはちょっと時間が掛かりましたが、無事に窓を閉められることが出来て、お客様も安心してお正月を迎えられると思います。

<関連記事>: 閉まらなくなったケースメントサッシ (2023年12月16日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。