木部修復後の外部防水

木部修復後の外部防水

サッシの雨漏れで木部が腐ってしまった建具(障子)の木部の修復が完了し、屋外側の防水処理を行っています。

こちらの輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)製のケースメントサッシ(ケースマスター)と呼ばれる竪辷り(たてすべり、横に開いていく)窓の建具になります。

一見非常に頑丈で雨漏れするようには見えないアルミクラッドサッシですが、ペアガラスの周囲や外装のつなぎ目の防水材が機能しなくなって、その隙間から雨が徐々に浸入するという不具合が発生します。

写真は、今回改めて防水処理を行う際に、マスキングテープを張った様子ですが、雨が隙間から漏れて少し黒く染みが付いているのが分かります。

本来はここまで徹底して隙間を埋めることはありませんが、古くなって隙間が開いてしまっているような場合は、排水を促す水抜き場所も状況によっては防水処理を実施することがあります。

今回は、これだけ多くのテーピングをしていますから、防水処理の手間も非常に掛かっていますが、将来のリスクに備えて怪しい場所は全て防水することとしました。

サッシの雨漏れは、知らぬ間に木部内部に入り込んで中から腐らせるという状況ですから、そうなる前にやっておくことが重要です。その為には新築から10~15年経った時や10年毎の外壁の塗り替えの際にサッシの防水補修をやって頂くことをお勧めします。

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