私たち ホームメイドが手掛ける輸入住宅でも、和室を造ることはよくあります。
家族にお年寄りがいらっしゃる場合や、奥様がお茶をたしなむといった場合、子供が小さくてお昼に添い寝をしなければいけないなどその用途は様々です。中には、法事などをするのに二間続きの和室が欲しいと言われる方もおみえでした。(まあ、昨今本家普請のご希望は、減ってきましたが・・・)
私たちは、ドアやフローリング、廻り子や幅木といった内装の枠材に至るまで自然素材にこだわりますから、無垢の木製のものを使います。そういったものは、無塗装の白木ですから、塗装しない状態では白木で出来た和室のような雰囲気が、少しだけありますね。
でも、洋間が無塗装のままという訳にはいきませんから、ダーク色やナチュラル色などのカラーで塗装するのですが、通常無塗装仕上げの和室と接する部分をどう処理するかが、問題となったりします。
写真の場合は、ドアの枠材をセンターで塗り分けして、ドアを閉めた時にどちら側から見ても納まりがいいように仕上げています。でも、この場合、ドアを開けた状態の時は、このように半分塗り残しているような印象を持つ人もいるでしょう。
ですから、場合によっては、塗り分けせずに、枠の部分を全て塗ってしまったり、全て塗らずに残したりもします。
どちらの場合でも、洋間側のケーシングと呼ばれる飾り縁は塗装をします。ただ、枠材を塗らない場合には、ドアを閉めた時にほんの少しだけ無塗装の部分が洋間側から見えてしまいますし、逆の場合は和室側から枠の塗装が覗きます。
どれが正解ということはありませんが、どれが自分に一番合うかを、よ~くビルダーと相談しましょうね。勿論、そんなことあまり気にならないということなら、お任せでも構いませんよ。
こういうディテールに気を遣ってこそ、プロのビルダーと言えるのです。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。