外開きドアの防犯対策

外開きドアの防犯対策

昨今、空き巣や泥棒の被害が都市部だけでなく。市街地近郊でも発生するようになってきました。

外国人の流入もその一因と言われていますが、それだけでなく若者の低所得化や非正規雇用の増大などで局所的な犯罪の増加があるのも確かです。

特に大きなお屋敷や立派な輸入住宅ともなると、そうした犯罪に狙われやすくなるのは必然かも知れません。裏手から空き巣が侵入すると思われがちですが、意外と多いのが玄関ドアをこじ開けて室内に入られるというケースです。

欧米と違い、日本では防犯上不利とされる外開きのドアが殆どで、デッドロックバーが外から丸見えだったり、デッドロックバーを隠すカバーが薄いアルミ板で出来ていたりしています。

そういう場合、空き巣は太いバールを用いて、ドアの隙間からバーを切ったり破壊したりしますから、ステンレス等の頑丈なガードプレートを装着する以外侵入を防止する方法はありません。

また、外開きのドアの場合、ドアヒンジは屋外側に露出していますから、ヒンジの左右の蝶番を外してドアを開けてしまうという危険もあります。

それに対処する方法として、写真のような防犯用ヒンジピンというものがアメリカでは販売されています。

アメリカでは殆ど外開きのドアを外部ドアとして使うことがないので、あまり必要がないように思うのですが、やはり念には念を入れて防犯対策をしたいという人がいるのかも知れません。

ヒンジピンは、片側の蝶番のビスを1つ外してそこに装着することで、簡単に取付け出来ます。また、ドアを閉めた際にピンが反対側の蝶番に差さるように、反対側のビスを外して穴を明けておく必要があります。

そうすることで、ドアを閉じた時にピンが反対側の蝶番に固定され、外からドアヒンジを外すことが不可能となる仕組みです。

簡単な部材ですが、ガードプレートと共に玄関ドアや勝手口ドアの防犯対策としては非常に効果的ですから、試してみては如何でしょうか。

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