会社の近所にあるお客様のおうちで、屋根材が剥がれたという連絡を頂きました。
数日前の大雨の時に、名古屋市内の中心部で大きな木が倒れて道路を塞いだというニュースが流れましたが、その時日進市でもすごい風が吹いて大変なことになりました。
その時に、3ヶ所程の屋根材が千切れて飛んでしまったとのことでした。
屋根材は、カナダ製の40年保証のアスファルトシングル屋根材。薄いアスファルトの板材を重ねて1枚の屋根材にしたものを、更にいくつも重ねて張っていくというデザインの材料です。
ただ、実際の屋根防水を担っているのは、アスファルトシングルの下地として敷き詰めてあるアスファルトルーフィングと呼ばれる防水シートです。
ですから、屋根材が飛ばされてしまっても、アスファルトルーフィングが完璧であれば、屋根が雨漏れすることは全くありません。
つまり、屋根材というものは、アスファルトルーフィングを太陽の紫外線などから保護し、防水層を劣化から守っているという役割を果たします。
写真には飛ばされた部分が2つありますが、どちらも表面の重ねた部分だけが外れただけで、その下の色付けしていない黒い屋根材は全く問題ありません。
下地のアスファルトルーフィングは、この黒い部分のその下に施工されていますから、見た目だけの問題で雨には全く影響されない状況と言ってもいいでしょう。
幸い千切れた破片は全て敷地内で見付かったそうですから、それを専用の防水接着剤で張り直せば、元通りになると思います。
勿論、どうしても気になるという人でしたら、張り直しも可能ですが、そこまでしなくても次回張り替えの時期が来たらでいいように思います。
それにしても、台風の時だけでなく、大雨でも突風や竜巻が発生すれば瞬間最大風速を超える風が局所的に吹きますから、温暖化した日本では屋根を過信してはいけませんよ。皆さんのおうちでも、台風シーズン前に屋根のチェックをお忘れなく。
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