こちらは、熊本のおうちで掃出しサッシのドアを取り外した後の写真です。
シロアリと雨漏れで両方のドアの木枠が腐ってしまい、枠材の交換を余儀なくされました。
窓は、アメリカのリッチモンド(Richmond)製スライディングパティオドア。
窓開口は、幅2.4m・高さ2mもある大きなサッシです。ドアを修理する為に一旦窓枠から2枚のドアを取り外して、名古屋にある会社に持ち帰らなければなりませんから、修理をする間窓の開口を塞がなければなりません。
ただ、窓を塞ぐと言っても、隙間から雨風が入らないようにしなければなりませんし、外から空き巣が侵入出来ないように外からこの養生を外せない構造にしないといけません。
勿論、この開口と同じ大きさの構造用耐水合板は存在しませんし、補強用の材木を窓枠や建物に打ち付ける訳にもいきません。
そして、サイズに限りがある合板をつなぎ、それも外からではなく室内側から建物に傷を付けないように施工した様子が、この写真です。
養生を補強する為に数本ビスを外から打ってありますが、それはあくまで補強であって、養生そのものを分解出来るようにはなっていません。
雨が入りそうな隙間も全てなくしてありますから、何ヶ月かの期間は十分に防雨・防風・防犯といった機能は果たせるはずです。
どうやって施工するかを細かく説明するだけの記事欄はありませんが、事前の準備がなければ絶対に出来ない仕事であることは確かです。
<関連記事>: 熊本へのリッチモンド製サッシの修理調査 (2023年6月16日)
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。