何とか外せそうです

何とか外せそうです

岐阜県中津川市のお客様の輸入住宅に伺い、修理の現地調査を行いました。

破損したのは、勝手口用のテラスドア。

既になくなってしまったピーチツリー(Peach Tree)製のスチールドアで、樹脂製の押縁(ガラス押え)で強化ペアガラスが固定されています。

ただ、この押縁には化粧の隠し釘や小さなビスといったものが打たれている様子はなく、どうやってこれを装着しているかは全く分かりませんでした。

押縁を外さない限り、ガラスを外して交換することは出来ませんし、交換用のガラスを作る為の採寸作業も出来ません。

そこで押縁材を外すべく、いろいろな道具を使い2時間近くああでもないこうでもないと、汗だくになりながら作業をした結果ようやく押縁材を外すことに成功しました。(一時は外せないかとも考えましたが・・・)

やはり、固定用のビスや釘は全く使われておらず、押縁材の一部がドアの内部に埋め込まれた状態でした。

本当にきれいに押縁材を外そうとするなら、ドアの表面に張ってあるスチールの薄板を剥がす必要がありますが、それをするとスチールの薄板が曲がってしまいますから、使いものにならなくなります。

そこで押縁材を埋め込み部分と切り離して、ようやく外すことが出来たという訳です。

まあこれでピーチツリーのドア構造も少し分かりましたから、ペアガラスの入れ替えは今後比較的スムースに出来るとは思いますが、リフォーム屋さんや普通の工務店さんでしたら、さじを投げてしまうでしょうね。

また、ペアガラスを交換する見積をお出しして、お客様からOKを頂きましたら、交換準備に入らせて頂こうと思います。

それにしても、こんなイレギュラーな作業までやってしまうなんて、ホームメイドは変態ですよね。当然、ガラスはインチサイズです。

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