豊田市のお客様の輸入住宅で、縦辷りサッシ(横に開いていく窓)のロック金物の交換を行いました。
サッシは、アンダーセン(Andersen)製の4枚ボウウィンドウと単独のケースメントサッシの2ヶ所です。
ボウウィンドウは、4つあるうちの1つの窓のロックレバーが途中で折れて、鍵を開け閉めするのに支障をきたしている状況でした。
単独のケースメントサッシは、ロック金物自体が内部で不具合を起こしたらしく、鍵が掛かったままロックレバーで解除出来ない状態でした。こうした状況になって何年も経過していたらしく、修理出来る人をずっと探していたとのことでした。
これらの2つの不具合は、サッシ枠の中に内蔵されているタンデムロック(1つのレバーで2つのロックが同時に掛かるマルチロック)の金物が破損したことが原因です。
ただ、この金物は木製のサッシ枠に隠れている為、それを取り替えるにはサッシ枠の大部分を取り外す必要があります。
サッシ枠は薄い木で作られていますから、無理に外そうとすると割れたりしてしまい、更に破損した枠材も調達する必要が出てしまいます。そうなると費用も施工も大幅に掛かってしまいますから、慎重な仕事が求められます。
また、新しいタンデムロックを装着した後は、サッシ枠を元に戻してから作業で傷付いた部分を塗装やパテで修復することが必要かも知れません。
当然、破損したのは窓の開閉不良に起因していますから、サッシの調整作業や掃除を行うことも忘れてはいけません。そこまでやって交換工事は終了しますが、丁寧な仕事をしてくれる専門業者さんは、あまり多くないかも知れませんね。
それから、こうしたトラブルを防ぐ為には、こまめな掃除とシリコンスプレーを使って常に滑らかな動きをキープするようにして下さい。
<関連記事>: 修理調査では、点検作業も行います (2022年11月22日)
<関連記事>: 鍵が掛かったまま壊れてしまった (2023年1月29日)
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。