東京のお客様から熊本のご実家の掃出しサッシを修理したいというご相談を頂きました。
サッシは、リッチモンド(Richmond)製のスライディング・パティオドア。
トステム(現リクシル)が代理店となって販売していた輸入サッシですが、販売を止めてしまってから10年以上になるはずです。
ですから、修理に関する資料も乏しく、直すとなると独自に木材を加工して、破損した箇所を入れ替えるしか方法はありません。
ただ、そうした作業はその場ですぐに出来るものではありませんから、ドアを一旦外して会社へ持ち帰って、修復してから再度付けに行くということをしなければなりません。
ですから、1~2ヶ月程度ドアの開口部をべニア板のようなもので塞いで、雨風が入らないように養生をする必要もあります。
ただ、今回のトラブルはシロアリの侵入による被害ということですから、ドアだけでなく壁に固定されたサッシ枠にも被害が及んでいる可能性を否定できません。(同時に、雨水の浸入も考えられます)
まずはドアの取り外しを行うと共に、サッシ枠やその奥の構造体への被害がどのくらいあるのかを調査して、トラブルの全容把握と修復計画を立てる必要がありますね。
<関連記事>: 熊本へのリッチモンド製サッシの修理調査 (2023年6月16日)
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