春日井市のお客様からケースメントサッシの木製建具が腐ったので、交換したいというご相談を頂きました。
サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッドサッシ。
状況を調査しに伺った処、確かにペアガラスの周囲から雨が入り込んで木枠が腐ってきていることを確認しました。それも、おうちに付いているほぼ全てのケースメントサッシで、同様のことが起こっていました。
当然それらは交換して防水処理を行うこととなるのですが、更に室内の壁際の下から水が大量に出てきており、別の大工さんに頼んで屋根の雨漏れも修理する旨伺いました。
確かに屋根の形状や構造には相当な弱点があって、そこから雨が長年浸入していたんだろうと推測されましたが、屋根から伝って室内の壁際までの経路については何も考えていらっしゃらないようでした。
そこで、屋外側に出て基礎部分を見てみたのがこの写真です。基礎上の水切りの下や上から水が出たような染みや直した跡が見て取れます。
ジョリパットで仕上げた外壁の中で水が走っているようですから、外壁の表面にはあまりトラブルがないように見えますが、よく見るとジョリパットが奥から押されて剥がれてきている場所が見て取れます。
室内のカーペットや幅木の損傷具合からすると、相当の水が壁の中に滞留している可能性がありますから、屋根構造の見直しと共に外壁を剥がしての木造構造や断熱材の修復も行う必要があると思います。勿論、それが完了したら、インテリアの復旧もやらなければなりません。
<関連記事>: 外壁の雨漏れだけじゃないかも? (2018年7月17日)
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