今回は、どのようにレンガが積まれるのかを、イラストでご紹介しましょう。
まず、レンガ積み外壁が、構造体である木造躯体から離れて積まれているのが、お分かりでしょうか。
こうすることで、レンガ外壁の内側に通気層を確保し、木造の構造体を常に乾燥した状態に保てるのです。また、万一、レンガの外壁を越えて雨が侵入してきたとしても、このスペースを設けることで、雨が構造体に届かない仕掛けが出来るという訳です。
次に、レンガ積みをする場合、一番気になるのが耐震性。いくらきれいにレンガを積んでも、外壁が地震で崩れてしまったのでは意味がありません。
そこで、私たちの輸入住宅では、3つの耐震金物を使います。
1.レンガの穴の中に「アンカー鉄筋」を入れて、縦方向にレンガをつなぐ
2.レンガとレンガの間に「耐震ラダー(ワイヤー・トラス)」を入れて、横方向にレンガをつなぐ
3.木造の構造躯体とレンガとを緩やかにつなぐ「ブリック・タイ」でお互いを持ち合う
如何でしょうか?イラストで見るとよく分かりますよね。こうした目に見えない部分が本当は大切なんです。
こういう材料は国内では調達できませんので、私たちは全てカナダから直接輸入します。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
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