横浜のお客様からご相談を頂いた掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のメンテナンス。
サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシなんですが、ドアを開閉する為のレールに付いていたウェザーストリップがなくなっています。
レールに沿って屋外側に付けられているもので、シルシール(Sill Seal)とも呼ばれています。
英語を訳すと、「敷居気密(防水)材」。つまり、ドアは戸車がレールを走ることで開閉するのですが、そういう構造の場合どうしてもドアがレールから浮いた状態になるので、隙間が生じてしまいます
その隙間から雨や外気が入り込まないようにする為の部材が、シルシールなんですね。台風などの強い雨や風は、窓下から浸入しやすいですから、これがあると室内への雨漏れを防いでくれるというスグレモノです。
ただ、こうしたウェザーストリップは、ハードの掃出しサッシ以外には装着されていない状況で、ユニークで貴重な部材のように思います。
勿論、これがあると雨漏れが全てシャットアウト出来るという訳ではありませんので、サッシの水抜き穴の掃除や防水材のやり直しといった日頃のメンテナンスも怠ってはいけません。
輸入窓やドアのウェザーストリップは消耗品ですから、15年くらいで定期的に交換するようにしたいものです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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