今でも建具は調達出来ます

今でも建具は調達出来ます

浜松のお客様から調達をご依頼頂いた交換用の建具(障子)が届きました。

サッシは、ハード(Hurd)製のオーニングサッシ(下開き窓)です。

ハードは、シエラパシフィックという林業会社の一部門になっていますから、建具にもシエラパシフィックのロゴシールが張られています。でも、こうして古い窓の部材を今でも供給してくれているというのは、本当に有難いことです。

木製建具の雨漏れは、殆ど全てガラスの周囲からの雨の浸入が原因ですから、そこを重点的に防水処理します。

製造段階でも防水処理は行われているのですが、アメリカの作業員の仕事はどうしてもいい加減になってしまう傾向にありますから、取付け作業前に私たちがこうして再度防水作業を行います。

また、写真では見えませんが、サッシの裏側の木部は無塗装の状態で出荷されてきていますから、やはり私たちの方で防水塗装を実施します。

パラペイントのティンバーケアで2度塗りすれば、雨に当たった状態でも5年の耐久性を誇りますから、室内側の木部であれば、ほぼ雨による劣化は起こらないと考えています。

こうして複数の対策を施した上で、不具合のあった窓の建具を取り替えますので、ペアガラスの内部結露や木部の腐りといった心配は不要となるはずです。

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