新規格の建具に交換です

新規格の建具に交換です

千葉のお客様からおうちに設置されている輸入サッシにいろいろと不具合があるので、まとめて修理をお願いしたいというご相談がありました。

サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシです。

ボウウィンドウのガラスの破損や掃出しサッシのロック金物の不具合など、いくつか問題があるようですが、今回はダブルハングのガラスについて書かせて頂こうと思います。

写真は2連窓のダブルハングサッシですが、向かって右側のボトムサッシュ(下窓建具)のペアガラスが曇っています。アルミでカバーされた屋外側の枠とガラスとが接する部分から、雨が枠内に浸入して、そこから湿気がペアガラス内へ入り込んでしまったようです。

ペアガラス内に入った空気は外に出すことが出来ませんから、通常ならペアガラスごと交換すれば直せるのですが、ハードのダブルハングの場合、建具からペアガラスを外すということを推奨していません。

つまり、ペアガラスが入った建具をそのまま入れ替えるという方法でしか修理をすることが出来ないのです。また、ハードは、古い規格デザインのダブルハングを製造中止としていますので、古いサッシ枠に装着出来るようなサイズで新しい規格の交換用建具を作ってもらう必要があります。

ただ、上窓建具は古い規格、下窓建具は新しい規格というふうに、1つのサッシでそれらを混在させることが出来ませんから、上窓建具も新しい規格で同時に交換する必要があります。

その分費用も掛かってしまいますが、壁を触ることなく入れ換えだけで直せるという点では比較的ベターなメンテナンスかもしれません。こうならない為には、10~15年に一度くらいの間隔でサッシの防水処理をするようにしたいものです。

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