ペンキ塗りも味があります

ペンキ塗りも味があります

みよし市のお客様の輸入住宅で、玄関ドアの交換に伴う塗装工事を行いました。(いつもは社内で事前に塗装等を行いますが、既存の子扉やドア枠の色に合わせる為に、現場で塗装作業を実施しました)

木製ドアは、シンプソン(Simpson)製のステンドグラス入りです。

無塗装の白木で出来たドアですから、木目を見せる感じでステイン仕上げをするのが一般的ですが、既存の子扉のドアが既に塗りつぶしのペンキ塗装がしてあった為、それに合わせて木目を見えなくする塗装をしました。

まずは、他に塗料が付かないように養生をしっかりと行い、その後白い下塗り塗料を塗ってから、ブリティッシュグリーンの濃い緑色で塗装をしました。

写真は、上塗り1回目の塗装を行っている最中ですが、まだ塗料が乾いていない為、所々ツヤでてかっている部分も見受けられます。

日本のお客様は、なかなか塗り潰しの塗装をする勇気がないのですが、アメリカやカナダの人たちは結構ペンキ塗りでドアを塗装することが多いと思います。

これは、国民性や文化の違いだと思いますが、戦後の日本人は家づくりで塗装をすることに慣れていない為、塗装という文化が殆どないと言えるかも知れません。

だから、街並みに合わない色で外壁が塗られている家をよく見掛けますし、逆に外壁がねずみ色と黒色といった色がないデザインの家も多いですよね。

尚、塗装した後に、屋外側のステンドグラスの周囲を防水処理して、雨によるガラスの内部結露や木の腐り・反りを防止する対策も施しました。

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